私のお株ちゃんの話②
株式投資を始めたころの投資方法は今から思うとざっとしていて、四季報を読んで、なんか期待感のあることが書かれている銘柄をなんとなく買うって感じでした。
株式投資の本は読みましたし、チャートの勉強もしてみたことはあるのですが、さっぱりわからなくて、まあ習うより慣れろかなということで、実践投資にいそしんでました。
お株ちゃんを始めたころの一番の失敗は丸石ホールディングという株です。
2003年に足利銀行が債務超過で経営破綻し、親会社のあしぎんフィナンシャルグループが上場廃止となり株価が1円を付けた後、そこからマネーゲームとなり、株価は数十円に上がり、それで儲けた一人の個人投資家が名古屋のテレビ塔から100万円をばらまくという事件がありました。
いや~、この頃、まだまだバブルの香りが残っているころだったなあ~
なつかしい。
そのニュースを聞いて、ぼろ株でも儲けられるだと思い、前述の丸石ホールディングの株を買ったのです。
確か1株10円を割って8円とかという株価で、1円ぬきができれば10%以上儲かると、本当にゲーム感覚でした。
そんな投機で簡単に儲けられるわけはなく、2004年9月、丸石ホールディングは不渡りを出し上場廃止が決まりました。
私は上場廃止が決まっても、いつかお祭りが起こって上がるんじゃないかと、すぐには売らず、おかげで、とうとう株価は1円に張り付いてしまい、売りたくても売れず、そのまま上場廃止になってしまいました。
株券は証券会社から自宅に送られて来て、今でも部屋の片隅で眠っています。
丸石ホールディングに突っ込んだのは90万強で、まさに全てが紙切れになってしまいました。
ちょうど、このころ私はタイを旅行しており、残りの資金が300~400万程度になってしまい早く帰国して、仕事を見つけなくちゃと思わせられた出来事でした。
いや~、今考えたら、我ながら本当に馬鹿なことをしていますね・・・